肌と酵素の関係

酵素は現在数千種類以上の物が発見されていますが、まだまだこの数は増え続けています。これらが体の中で働き、私達の生命活動を支えています。体の中の内臓はもちろん、表面の肌だって無数の酵素が活動しているのです。
シミ・シワの原因と戦う酵素
紫外線で生まれる困りもの

年々強くなる紫外線。オゾン層などの破壊により、数十年前とは比べものにならない強さとなっています。天気予報にも紫外線注意報が出るなんて、20年前では考えられなかったでしょうね。
シミやシワの大きな原因の1つが、紫外線であることは広く知られていますが、そのメカニズムをご紹介します。
紫外線には、「レジャーで浴びる紫外線」と呼ばれるUV-Bと、「生活紫外線」と呼ばれるUV-Aの二つの種類があります。海や雪山などの自然の中やレジャーシーンの日やけの主な原因となるのがUV-B。肌の表面を急激に照らし、赤みや炎症を引き起こしたり、シミやソバカス、乾燥の原因にもなります。海で泳いだ後、夜お風呂にはいるとヒリヒリするのもこのUV-Bの仕業です。
一方、シミやソバカスだけでなく、しわなどの原因にもなるのがUV-A。UV-Bとは異なり、肌の内側の深い部分にまでダメージを与えるのが特徴です。曇りの日の雲や、窓ガラスも通過して肌に届くため、生活の中で肌へのダメージが少しずつ蓄積されてしまいます。光線は弱いが、長く深く肌をいじめてしまう厄介者ですね。
紫外線を浴びると皮膚内の活性酸素と呼ばれる物質を刺激し、皮膚を構成する脂質を酸化させ、過酸化脂質を作り出します。ここに同じく紫外線から体の内側を守るために発生したメラニン色素が結合すると、シミをつくる原因となってしまいます。
また、特にUV-Aの場合には、皮膚の深層に到着し活性酸素を刺激し、皮膚の弾力をつくるコラーゲンや線維組織のエラスチンなどを破壊する物質、ヒドロキシラジカルを作り出すため、弾力が失われてシワができやすくなります。
初夏から初秋の強い陽射しの下でたびたび強い紫外線を浴びていると、肌を老化させますので特に注意が必要です。
有害な活性酸素と戦う酵素
活性酸素とは
空気中の酸素は、体内に入ると一部が「活性酸素」という物質に変身します。
活性酸素は本来、体内に侵入した細菌やウイルスなどの敵からの攻撃からカラダを守るために、病原菌の細胞を酸化させ、弱くする働きがあるのですが、悪い細胞だけでなく、良い細胞も破壊する事があるのが困りもの。特に危険なのがヒドロキシラジカルと呼ばれる活性酸素です。
有害な活性酸素は代謝酵素で退治
有害な活性酸素と戦うのがスカベンジャーと呼ばれる物質。廃品回収業者という意味で、文字どおり身体の中で生じた廃棄物でもある有害な活性酸素を、無害なものに変える働きをします。また、抗酸化物質ともいわれ、体内で作られる代謝酵素と、体外から摂り入れる物質の2種類があります。
まず体内でつくる酵素のほうですが、活性酸素と結びついて害の少ない物質に変化させます。代表的なものに、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、カタラーゼ、グルタチオンなどがあります。
この3つの抗酸化酵素は、たんぱく質やミネラル(亜鉛、鉄、銅、セレニウム、マンガン)などを原料にしてつくられられます。この3種類の酵素がお互いが関連し合うことで有害な活性酸素と戦うことができるのです。食事の中で、これらの栄養素を取ることが大切ですね。食事と酵素の関係の特集もぜひお読み下さい。
パンやお酒を造る人達は、肌がキレイ!

以前、なにげなく手に取った週刊誌で、作家の伊集院静さんのエッセイを読んだのですが、そのなかで「パンを作っている女性は肌が綺麗な方が多い」という文章がありました。
さすがは、女性にモテる伊集院さん、パン屋でパンを見るより、女性の肌に注目するその観点もスゴイと思いましたが、そのエッセイを読んで以来、パン屋さんに入ると、作っている方の肌を見る癖が付いたのですが、確かに美肌の方が多いんです。
久留米の酒屋巡りで、松田聖子さんの美の原点を見た!

福岡県久留米市といえば、あの永遠のアイドルとも呼ばれる松田聖子さんを産んだ町ですが、酒蔵が数多くある土地でもあります。
筑後川流域に広がる田園からの豊かな稲穂の恵みと澄んだ水。そんな土地の酒蔵では、年に1回酒蔵開きというイベントがあり、各蔵に入りお酒の試飲や購入、「お酒が出来るまで」を解説しているところもあります。
私アリマも一度だけ行ったことがあるのですが、そこで思ったことは、「お酒を造る方は、手がおどろくほどキレイ!」ということ。かなりご高齢の男性の方でも、手がツルツルしているんです。
発酵と酵素は美肌を作るんです!それに良質な水も必須
パンとお酒を造るときの共通点といえば「発酵」。酵母や酵素の働きにより、小麦粉やコメを熟成、変化させていきますよね。この時の酵素の働きが、肌に作用し、パン屋さんや、酒屋さんの肌を美しくすると言われています。代謝酵素の作用により、皮膚の新陳代謝が活発になっているんですね。
ご家庭でも、ぬか床を持っていて、日々かき回されている方なんかは、手がスベスベになることを実感されている方が多いのではないでしょうか?これも発酵と酵素の働きが関係しています。
また、酵素と同時に欠かせないのは、良質でキレイな水。パン屋さんはもちろん、酒蔵の方は特に水が命ですからね。美人が多いと言われる町と、酒蔵が多い=水がキレイな町が一致していることが多いのも、美しい水が美肌を作っているという証拠です!
日々のスキンケアに酵素を取り入れよう

タレントの藤原紀香さんは、一時期「純米酒」をお風呂に入れて、半身浴をすることにはまっていたそうです。ちなみに私も真似してみましたが、かなり汗がでますし、お風呂上がりの肌もお湯だけの時よりスベスベになった感じがしました。(ただ、お酒のニオイが強烈だったため、リピートするまでには至りませんでした。紀香さんに、コツを教わりたいです。)
酒風呂とまでは行かないまでも、「米ぬか」や「酒粕」が原料であることを売りにした化粧品なども増えてきていますし、そういったスキンケア製品を取り入れるのも1つの手ですね。もちろん、酵素化粧品の老舗、当社の大高酵素の化粧品もお忘れ無く!酵素入浴剤も用意しております。
そのうち、「全身酒粕パック」や「パン生地で全身くるんで熟成エステ」なんてコースがエステサロンに登場するのかも。。。
この特集を組むにあたり参考にした文献です。
エドワード・ハウエル著 「酵素栄養学(邦題キラーフード)」
小学館 「美的」2009年6月号
主婦の友社 「生で食べれば病気にならない」














