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酵素たっぷりの食事のとり方

酵素パワーを味方につけるには、食卓に新鮮な生の野菜や果物、お刺身、また、味噌や納豆、お漬け物などの発酵食品を増やすことが大切です。
食物酵素の種類
消化を助ける酵素にも得意分野があります。

消化酵素には大きく分けて3種類があり、食材によって含まれるものが異なっています。たとえばたんぱく質分解酵素はパイナップルやパパイアなどに多く含まれるので、肉料理などの高たん白質の食事と相性が良いんです。酢豚にパイナップルを入れるのもこの理由が大きいとか(この組み合わせは好き嫌いが分かれるところです)。また、炭水化物に含まれるでんぷんを分解する酵素は、大根やキャベツ、山芋、バナナなどに含まれます。ダイエットにも効く脂肪分解酵素は、納豆、みそ。漬け物などの発酵食品に多く含まれています。
まずは手軽なフレッシュジュースをご紹介

コンビニジュースはお手軽ですが、やはり手作りで
手軽に美味しくとれる酵素のレシピといえば、新鮮な果物や野菜をミキサーにかけて作るフレッシュジュース。作りたてをすぐ飲めば、食物酵素もビタミンやミネラルも豊富にとれます。
定番!リンゴとにんじんのジュース 2人分
- ニンジン 中2本
- リンゴ 大1個
作り方は簡単!リンゴとニンジンは洗ってしかり水気を拭き取り、適当な大きさにカット。そして、ジューサーに入れるだけ。
キウイとリンゴのさわやかジュース。隠し味にジンジャー! 2人分
- キウイ・リンゴ 各1個を皮をむいて適当な大きさに切る。
- ショウガ(薄切り)1片分
- レモン汁小さじ1 水1カップ
これまた、全てミキサーに入れるだけです。キウイにはたんぱく質分解酵素のアクチニジンがたっぷり。また、しょうがで冷え性予防も。
食事で取りたいのは、酵素だけじゃなく補酵素も
酵素は体の生命活動のあらゆる部分に関わる重要物質ですが、その酵素の働きを助けるのが「補酵素」です。補酵素とは主にビタミンやミネラルなどの栄養素。特に重要なのがビタミンB群。ビタミンB2はダイエットに欠かせない脂肪をエネルギーに変える酵素活動をサポート。納豆やブリなどに含まれます。
また、一時期ブームとなった、CoQ10(コエンザイムキューテン)もその名の通り補(Co=補う)酵素=Enzymeのこと。ビタミンQ10とも呼ばれ、レバーやマグロに含まれます。体のエネルギーを作り出す酵素活動をサポートします。
いずれにせよ、加工食品よりも新鮮な食材を多く摂ることが大切です。コンビニ食や冷凍食品、揚げ物は控えめにしたいですね。
一工夫で酵素はもっと効率よく摂れます!
新鮮な生の野菜や果物、お刺身、また、味噌や納豆、お漬け物などの発酵食品に酵素はたくさん含まれますが、一手間かけることで、同じ食材でも体に取り入れられる食物酵素の量と働きが違ってくるんです。
手軽に酵素活性化。生の野菜や果物を「すりおろす」



生野菜や果物に含まれる酵素を、さらに無駄なく効率よくとる方法が、皮ごとすりおろすこと。消化吸収が良くなるだけでなく、酵素を残さず取ることが出来ます。すりおろすことによって、野菜や果物の細胞が壊され、酵素が細胞の外に出てきて、活発に働くのです。
すりおろす野菜といえば思い浮かぶのがダイコンおろし。ダイコンに含まれる、ジアスターゼ(デンプン質を分解する酵素)や、脂肪やたんぱく質を分解する酵素は、先端部分や皮付近に多く含まれます。だから、焼き魚と相性がピッタリなんですね。焼き肉とおろしポン酢なんていうのも、やはり消化を良くするための意味のある組み合わせです。
野菜や果物の栄養成分表というものがありますが、あれは皮の部分を含めたもの。ダイコンに限らず、皮などの普段捨ててしまう部分に、酵素やその他の栄養成分がたくさん含まれていることが多いんですよ。
ニンジンやタマネギなども、コレステロールや中性脂肪を抑え、動脈硬化などの生活習慣病を防ぐ酵素が含まれています。これらもすり下ろして食べると、さらに効果的ですね。
すりおろすと、野菜や果物に含まれる食物酵素が活性化されて、体内での酵素の働きが2倍にも3倍にもなることが分かっています。病気の時に、リンゴのすりおろしのジュースを飲ませてもらった方も多いのでは?これも、消化を良くし、ビタミンの吸収を高めるための先人の知恵といえるでしょう。
前のページで、野菜や果物のジュースの作り方をご紹介いたしましたが、機械のジューサーにあまり長時間かけると、熱で酵素が壊れてしまいます。短時間にとどめるか、できれば人力ですり下ろすのがベストですね。
ただし、皮に農薬などが付いていないか気になる人は、流水で20秒以上しっかり洗うか、ピーラーで薄く皮をむくと良いでしょう。
注意が必要なのは、生野菜や果物の酵素は、すり下ろした後は空気に触れると酸化しやすく、ビタミンや酵素が失われるスピードが速くなります。食べる直前にすり下ろすようにしてください。
酵素を強化する「お酢」

「酵素食」にぜひとも取り入れていただきたいのが「お酢」です。
お酢は単独でも、カルシウムの吸収を高めたり、血圧・血糖値を抑える作用があることが分かっていますが、食物酵素の働きを活性化する作用もあるのです。
生野菜の酢の物が、古くから日本の食卓にあったのも、やはり先人達が経験の中から体によいことを知っていたからに違いありません。
イタリアなどでも、「バルサミコ酢」と呼ばれるブドウの果汁を熟成させたお酢を、オリーブオイルとともに生野菜にかけて食べる習慣があります。お酢と生野菜の組み合わせは、世界中で広く健康食として愛されているようですね。
この特集を組むにあたり参考にした文献です。
エドワード・ハウエル著 「酵素栄養学(邦題キラーフード)」
小学館 「美的」2009年6月号
主婦の友社 「生で食べれば病気にならない」














